構造改革 structural reform 2004 5 6

 日本の構造改革は、看板だけで、中身はないと言われるが、
しかし、たとえ、「看板だけだ」としても、アメリカよりは、進んでいる。
 日本は、経済における公共事業への依存度が高いが、
同じく、アメリカも、経済における軍事産業への依存度が高い。
 アメリカは、ソ連という共産主義国家が崩壊した時から、
構造改革を推進しなければならなかった。
 しかし、相変わらず、構造改革に着手せず、
ソ連に代わる「仮想敵国」を見つけては、
経済における軍事産業への依存度を高めてきた。
 最近では、「テロとの戦い」という名目で、
経済における軍事産業への依存度を高めた。
 巨大な空母、巨大な潜水艦、巨大な戦車、過剰装備の戦闘機。
こうしたものは、ソ連が崩壊した現代では、重厚長大なものとなった。
しかし、こうした「重厚長大な兵器」を生産する産業に、
アメリカ経済は、依存しているために、
アメリカは、軍事国家であり続け、戦争を続けなければならない。
 こうした状況では、アメリカにとって、
最大の景気対策は、戦争となってしまった。
 このような「時代遅れな」ことを、これからも、数十年も続けていれば、
アメリカは、先進国から脱落する。
 アメリカこそ、構造改革が必要である。
アメリカの政治家たちは、21世紀が、どうなるかを理解していないかもしれない。
 いや、理解しているかもしれないが、
政治家たちは、利権を守るために、重厚長大な兵器産業に依存している。
 しかし、重厚長大な兵器産業は、「現代の恐竜」である。
はるか昔、最強と言われた恐竜が、どうなったか、知っているでしょう。




































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